【Geekomの安全性】スパイウェアや故障を徹底検証

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コンパクトなボディに高い性能を詰め込んだミニPC「Geekom(ギコム)」が、最近じわじわと注目を集めています。

ただ、ネットで検索すると「安全性は大丈夫?」「ウイルスが入っていた」「すぐ壊れた」といった気になる声も見かけます。購入を迷っている方も多いのではないでしょうか。

Geekom製品は基本的な安全基準を満たした、コストパフォーマンスの高いPCです。ただ、「熱への対策」と「購入する場所」を間違えると、大切な家計を無駄にしかねません。

かつて囁かれた「スパイウェアが最初から入っている」という噂については、現在は正規のWindowsが提供されており、過度に恐れる必要はありません。

それよりも注意が必要なのは、小さなボディゆえの「発熱・故障リスク」と、「公式の3年保証が実際には機能しにくい」という現実のほうです。

この記事では、ゲーミングPCのサブ機としてGeekomに興味を持った私が、ネット上の実際の被害報告から公式のセキュリティ対策まで、ひとつひとつ調べた結果をまとめています。

※GEEKOMの読み方
調べているとギコムやギーコム、ジーコムなどの読み方がでてきて、どれが正解かわからんので、一旦ギコムでいきます。

【結論まとめ】

  • スパイウェアの噂の真相:現在はMicrosoft正規ライセンスのWindows搭載で安全。心配なら「OSのクリーンインストール」で対処できる。
  • 最大のリスクは「熱」:一部の高スペックモデルは熱が問題になりやすく、最悪の場合、内部パーツが焼損することも。風通しを確保する工夫が必要。
  • サポートの落とし穴:公式の「3年保証」は、いざというときに連絡が取れないケースが多く、頼りにしにくい。
  • 私の最終結論:買うなら公式サイトではなく、返品しやすい「Amazon(販売GEEKOM・発送Amazon)」を選ぶこと。
目次

【背景】巨大なゲーミングPCと、スマートなサブ機への興味

私事ですが、現在の作業部屋には、そこそこ大きなゲーミングPCが置かれています。デスクのスペース自体には余裕があり、作業環境として特に困っているわけではありません。

ただ、毎晩、もうすぐ4歳になる息子と、歩き回るようになった2歳の娘が寝静まった後にブログ執筆などの軽い作業をするとき、ピカピカと光る大きなPCを起動してファンの音を響かせるのは「ちょっとオーバースペックだし、電気代も気になるな……」と感じていました。

「もっと省電力で、モニター裏に隠せるくらいコンパクトなPCがあれば、用途を分けられるのでは?」

買い替えるつもりは全くなかったのですが、そんな純粋なデバイスへの興味から調べ始めて見つけたのが、「Geekom」のミニPCでした。

お弁当箱ほどのサイズに、高い性能が詰め込まれているロマン。すっかり興味を惹かれました。

しかし、いくらコストパフォーマンスが高いとはいえ、数万円から十万円近くするものです。

よく知らない海外メーカーの製品を買って、ウイルスが入っていたり、すぐ壊れたりしたらツライ。

そのため、Geekomの安全性を徹底的に調べることにしました。

【目的】Geekomの「安全性」を調べる

この記事の目的は、「Geekomは安全ですよ」という表面的な情報を伝えることではありません。

過去に起きたトラブルの真相、本当に壊れやすいのかどうか、そして万が一のときにユーザーが泣き寝入りせずに済む方法を明らかにすることです。

後悔しない買い物をするために、そして妻を納得させられる根拠を持つために、リスクを洗い出していきます。

【方法】調査に使った手段と情報源

今回の検証にあたり、公式サイトの情報だけでなく、実際に購入して困った経験をした人たちの声を集めました。

①国内外の掲示板やSNS

海外の掲示板(Reddit)の「r/MiniPCs」コミュニティや、Amazonの低評価レビューを丁寧に読み込みました。英語の長文も翻訳しながら、どういった不具合が起きているかを確認しています。

②日本の体験談の調査

NoteやX(旧Twitter)、個人ブログなどで、実際に「GeekomのPCが壊れた」「サポートと揉めた」という詳細な記録を調べました。

③公式のセキュリティ仕様の確認

搭載されているWindowsのライセンス形態や、通信の暗号化(SSL)、取得している安全認証(PSEマークやCEマークなど)の裏付けを行いました。

【結果】ウイルス疑惑の真相と、本当に気をつけたい2つのリスク

徹底的に調べた結果、Geekomの安全性については「過去のウワサ」と「現在進行形のリスク」が混在していることがわかりました。

視覚的に整理するため、以下の表にまとめています。

ネットのウワサと実態の比較

検証項目ネット上の不安・噂調査でわかった実態
スパイウェア最初から危険なソフトが仕込まれているらしい過去の一部ロットで報告があったものの、現在はMicrosoft正規ライセンスのWindowsが提供されており、過度な心配は不要。
メーカーサポート連絡しても無視される、日本語が通じない公式が謳う「3年保証」は、いざというとき返信が来ないなど機能していないケースが多い。公式ストアでの購入はリスクが高い。
個人情報の保護サイトで決済するとカード情報が抜かれるのでは?公式サイトはSSL暗号化通信を採用しており、カード情報は決済会社に直接送られるため安全。(ただし、PC本体はAmazonでの購入を推奨
ハードの耐久性買って数ヶ月で電源が入らなくなる、フリーズする特に「Core i9」など発熱の大きいモデルで、熱暴走や内部パーツの焼損の報告あり。小型ボディゆえの冷却不足が主な原因。

サポートの脆弱さを補うため、初期不良時に返品・返金対応がスムーズなAmazon(発送元がAmazon.co.jpのもの)で購入するのが最もリスクの低い選択肢です。

また、筐体が小さいため、最高スペック(Core i9など)よりも、熱管理がしやすい中位グレード(Ryzen 5 / Core i5など)の方が、結果的に長く安定して使える傾向にあります。

正規ライセンスのWindowsとは?
Microsoft社から正式な許可を受けてインストールされたWindowsのこと。独自に書き換えられたり、不正な仕掛けがされたりしていない、安全なOSである証明になります。

OSのクリーンインストールとは?
パソコンの中身を一度完全に初期化してから、Microsoftの公式サイトから直接ダウンロードした安全なWindowsを入れ直す作業のことです。

SSL暗号化通信とは?
インターネット上でやり取りされるデータを暗号化し、第三者に盗み見されないようにする仕組みのことです。

Geekomを買うメリットとデメリット

項目メリットデメリット
サイズ・環境圧倒的な省スペース性
大きなPCの横に置いても邪魔にならないサイズ感。
冷却性能の限界
ハイスペックモデルは発熱が大きく、夏場は冷却の工夫が必要。
コスト・性能圧倒的なコスパ
同スペックの国内メーカー機に比べ、数万円単位で安く導入できる。
サポートの薄さ
万が一故障した際、メーカーとの直接のやり取りは期待しにくい。
運用面省電力・静音性
夜間の作業中も電気代や騒音を気にせず使える。
初期セットアップの負荷
届いてすぐの「OS入れ直し」と「負荷テスト」の手間がかかる。
信頼性・適性安全認証の取得
PSEマークなど各国の安全認証を取得しているモデルが多い。
中上級者向け
PCの基礎知識がない初心者には、初期対応のハードルが高い。

調査を通じて見えてきたのは、「スパイウェアへの不安」よりも、「熱による物理的な故障」と「公式サポートの機能不全」のほうが、実際の購入者にとってよほど身近なリスクだということです。

【考察】私の結論:買うべきか、やめるべきか

これだけのリスクを並べると「やっぱり家計から出すのはやめようかな……」と思う方もいるかもしれません。

私の結論は、「初心者には推奨しないが、Geekomは作業環境をコンパクトに整えるための心強い選択肢になる」というものです。

次の3つのルールを守ることで、リスクを大きく下げることができそうです。

①「Amazon(発送Amazon)」から購入する

公式サイトの「3年保証」は、トラブル時に言葉の壁や対応の遅さで思うように機能しないことがあります。商品ページに「Amazon.co.jp が発送します」と記載されているものを選べば、初期不良や不具合があった場合でも、到着後30日以内であればAmazonのシステムで返品・返金手続きが完結します。

②届いたらまず「OSをクリーンインストール」する

正規ライセンスが搭載されているため、過度な心配は不要です。それでも「過去にそういう噂があった」という事実がある以上、気持ちよく使うためにも一度クリーンインストールをしておくのが安心でしょう。

手順はスマホで調べながら進めれば、1時間ほどで完了します。これでソフトウェアへの不安は解消されます。

③不必要にハイスペックなモデルは避け、届いたら「負荷テスト」を行う

ブログ執筆や軽い作業なら「Core i5」や「Ryzen 7」クラスのモデルで十分です。OSを入れ直した後は、「OCCT(※)」などの無料ソフトで数時間PCに高い負荷をかけてみてください。ここで電源が落ちたり熱暴走が起きたりするようであれば、Amazonで返品します。

OCCTとは?
PCに意図的に高い負荷をかけて、安定して動くかどうかを確かめるための無料ソフトウェアです。購入直後の動作確認によく使われます。

これらの手順(手間)を楽しめるなら、Geekomは副業用のサブ機として十分に活躍してくれます。

大きなゲーミングPCをメインに据えつつ、静かで省電力なミニPCを夜間作業用に導入すれば、電気代の節約にもなり、用途に応じた使い分けが可能になります。そんな環境への投資としての価値は十分にあると思っています。

ただ、メインのPCがあるなら、無理して買わんでもいいかなって思います。

【結語】

GeekomのミニPCは、価格の安さゆえの不安要素(排熱の弱さ、メーカーサポートの脆さ)を抱えているのは確かです。

一方で、国際的な安全認証はしっかり取得しており、正規OSが提供されている現在、決して「危険な製品」ではありません。

「安い理由」と「潜むリスク」を正しく理解し、購入場所を間違えなければ、限られた予算の中で実力を十分に発揮してくれるPCです。

もし購入を決断したなら、万が一のときにあなたを守る「Amazonの返品システム」の利用をおすすめします。

【質疑応答(Q&A)】よくある疑問

結局、Geekomってどこの国の会社なの?クレジットカード情報を抜かれる心配はない?

台湾に研究開発拠点を持つテクノロジー企業で、製造拠点は中国です。公式サイトの通信は暗号化されていますが、当ブログではサポート面のリスクから、公式サイトでの購入はおすすめしていません。Amazonで決済すればより安心です。

パソコン初心者でも買って大丈夫?

「届いてそのまますぐ使いたい」「もし壊れたら日本語で丁寧に対応してほしい」という方には、正直おすすめしません。多少高くても、サポートの手厚い国内メーカー製を選んだほうが後悔しにくいと思います。

一方、「ネットで調べながら自分でOSの入れ直しや負荷テストができる」程度の知識と意欲があるなら、コストパフォーマンスの面で大きな恩恵を受けられます。

正規のWindowsなら、最初から入っているセキュリティソフト(Defender)だけで十分?

基本的にはWindows標準のセキュリティ機能(Windows Defender)で十分な防御力を持っています。Microsoftが直接アップデートを配信してくれるため、改変されていない正規OSの強みが活きます。クリーンインストール後にDefenderを有効にしておけば、通常の利用では問題ありません。

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