GEEKOMはどこの国?台湾発祥・中国深圳の会社と日本法人を調査

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GEEKOM(ギコム)は、台湾で誕生し、現在は中国・深圳に登記上の本社を置く会社が展開しているPCブランドです。

公式情報を整理すると、次のようになります。

  • ブランドの発祥:台湾
  • 現在の運営会社:中国・深圳
  • 研究開発拠点:台湾
  • 日本公式ストアの販売事業者:ギコム株式会社
  • 国内量販店などへの流通:リンクスインターナショナルも担当

つまり、単純に「台湾企業」「中国企業」のどちらか一方で説明するよりも、「台湾発祥で、現在は中国・深圳を本拠地として展開するブランド」と考えるのが分かりやすいでしょう。

私はGEEKOMのミニPCを購入・使用していません。

MINISFORUMを調べたことをきっかけにミニPCメーカーへ興味を持ち、GEEKOMについても公式サイトや日本法人、国内販売代理店の情報を調査しました。

この記事では、2026年8月24日時点で確認できた情報をもとに、GEEKOMがどこの国のブランドなのかを整理します。

目次

GEEKOMは台湾発祥・現在は中国深圳のPCブランド

GEEKOMの基本情報を整理すると、次のようになります。

項目確認できた内容
ブランド名GEEKOM
読み方ギコム
ブランドの発祥2003年・台湾
現在の運営会社Shenzhen Geekom Electronic Technology Co., Ltd.
登記上の本社中国・深圳
研究開発拠点台湾
深圳の役割技術支援など
日本公式ストアの販売事業者ギコム株式会社
国内販売代理店株式会社リンクスインターナショナル

GEEKOM日本公式サイトの会社紹介では、2003年に台湾のハイテク拠点で誕生したと説明されています。

一方、GEEKOMの公式情報ページには、登記上の本社所在地が中国・深圳と記載されています。現在のGEEKOMブランドを展開しているのは、Shenzhen Geekom Electronic Technology Co., Ltd.です。

また、台湾には研究開発拠点があり、深圳には技術チームが置かれています。

したがって、ブランドの発祥だけを見れば台湾ですが、現在の運営会社と登記上の本社を基準にすれば中国・深圳のブランドです。

台湾企業と中国企業の情報が分かれる理由

GEEKOMについて検索すると、「台湾のメーカー」と説明する記事と「中国のメーカー」と説明する記事が見つかります。

これは、どの情報を基準にするかによって答えが変わるためです。

判断基準国・地域
ブランドが誕生した場所台湾
現在の運営会社中国
登記上の本社中国・深圳
研究開発拠点台湾
日本向けの販売会社日本

台湾で誕生したことだけを見れば「台湾ブランド」、現在の運営会社や登記上の本社を見れば「中国企業が展開するブランド」となります。

GEEKOM自身も、公式サイト内で台湾発祥や台湾の研究開発拠点を紹介する一方、登記上の本社を中国・深圳と案内しています。

GEEKOMは台湾で誕生し、現在は中国・深圳に登記上の本社を置く会社が展開しているPCブランドです。

設立年や運営会社名が資料によって違う

GEEKOMを調べていて特に分かりにくかったのが、設立年と運営会社名です。

2003年と2021年の2つの情報がある

GEEKOM日本公式サイトでは、2003年に台湾で誕生し、2021年に「Mini IT11」をグローバルで発売してブランドを刷新したと説明されています。

一方、2026年4月に国内販売代理店となったリンクスインターナショナルは、GEEKOMについて「2021年に中国・深圳で設立されたミニPCブランド」と紹介しています。

この2つを整理すると、次のように考えるのが自然です。

  • 2003年:GEEKOMの事業やブランドのルーツ
  • 2021年:現在のミニPCブランドとしての刷新・グローバル展開

過去の記事では別の運営会社名も出てくる

過去のGEEKOM関連記事では、運営会社として「Shenzhen Jiteng Network Technology Co., Ltd.」と記載されている場合があります。

しかし、2026年8月24日時点のGEEKOMグローバル公式サイトと日本向け公式情報では、ブランドの運営会社として「Shenzhen Geekom Electronic Technology Co., Ltd.」が案内されています。

両社の関係や会社名が変わった経緯について、明確に説明した公式資料は確認できませんでした。

本記事では、現在の公式会社紹介と日本向け公式情報に合わせて、Shenzhen Geekom Electronic Technology Co., Ltd.を運営会社として記載しています。

会社名や設立年の情報が記事によって違うのは、古い情報が残っていることに加え、「台湾での発祥」と「深圳でのブランド刷新」が混同されていることも原因だと考えられます。

日本公式ストアはギコム株式会社が販売している

GEEKOMは海外のPCブランドですが、日本公式ストアの販売事業者は日本法人のギコム株式会社です。

GEEKOM公式ストアの特定商取引法に基づく表示にも、販売主体としてギコム株式会社が記載されています。

項目内容
法人名ギコム株式会社
法人番号5011001159225
所在地神奈川県横浜市
主な役割GEEKOM日本公式ストアの運営・製品販売

ギコム株式会社は法人番号が確認できる日本企業です。

少なくとも、運営会社や連絡先が分からない海外サイトから直接購入する形ではありません。

ただし、日本法人があることだけで、製品の品質やサポート対応まで保証されるわけではありません。

保証や返品条件、実際のサポート体制については、以下の記事で詳しく整理しています。

国内量販店への流通にはリンクスインターナショナルも関わっている

日本でGEEKOM製品を扱っているのは、ギコム株式会社だけではありません。

2026年4月14日、株式会社リンクスインターナショナルはGEEKOMと国内販売代理店契約を締結したと発表しました。

リンクスインターナショナルの発表によると、家電量販店をはじめとする国内の販売店で、GEEKOM製品を取り扱える体制が作られています。

日本国内の販売体制は、購入先によって次のように分かれます。

購入先・販売経路関係する会社
GEEKOM日本公式オンラインストアギコム株式会社
GEEKOMの法人向け販売ギコム株式会社
家電量販店・PCパーツ専門店・一部ECサイトリンクスインターナショナルなど
AmazonなどのECモール出品者・販売元を個別に確認

リンクスインターナショナルは、GEEKOM A5やA8などの国内販売も発表しています。

したがって、日本におけるGEEKOMの販売体制は、「ギコム株式会社だけがすべての製品を販売している」という単純なものではありません。

購入後の問い合わせ先や保証条件は、GEEKOMというブランド名だけで判断せず、購入した店舗や販売元ごとに確認した方がよいでしょう。

【GEEKOM】日本公式ストアで現在の製品を確認する

GEEKOMの製品はすべて中国製なのか

GEEKOMの運営会社と登記上の本社が中国・深圳にあるため、製品もすべて深圳の自社工場で製造されていると思うかもしれません。

GEEKOM公式情報では、同社の事業としてミニPCの設計・開発・製造・販売が挙げられています。また、深圳に技術チームを置いていることも確認できます。

ただし、私が確認した会社紹介だけでは、すべてのモデルが深圳にある同一工場で製造されていることまでは確認できませんでした。

PC製品では、設計した会社、部品を調達する会社、組み立てを行う工場、販売する会社が異なることもあります。

そのため、GEEKOM製品についても、「すべて深圳の自社工場製」と一括して断定するのは避けた方がよいでしょう。

個別製品の製造国を知りたい場合は、次の情報を確認する必要があります。

  • 製品本体の表示
  • 外箱の表示
  • 説明書
  • 製品ページ
  • 販売店への問い合わせ

現時点で確認できるのは、GEEKOMの現在の運営会社と登記上の本社が中国・深圳にあるという点です。

中国企業だから危険とは言えないが、会社関係の分かりにくさは気になる

中国企業の製品だからという理由だけで、危険、壊れやすい、情報を盗まれると決めつけることはできません。

日本企業や欧米企業の製品であっても、不具合やセキュリティ問題が発生する可能性はあります。また、中国以外の企業であれば必ず安全というわけでもありません。

GEEKOMについても、安全性やバックドアの問題は、会社の所在地ではなく、実際に確認された事例や公式対応をもとに判断する必要があります。

GEEKOMのセキュリティに関する情報は、以下の記事で別に整理しています。

ただ、今回調べていて、会社関係が分かりにくいとは感じました。

GEEKOMには、少なくとも次の要素が関係しています。

  • 台湾で誕生したブランド
  • 中国・深圳の運営会社
  • 台湾の研究開発拠点
  • 日本法人のギコム株式会社
  • 国内販売代理店のリンクスインターナショナル
  • 過去の記事に残っている別の中国法人名

MINISFORUMを調べたときも感じましたが、中国系のミニPCブランドは、ブランドの発祥地、登記上の会社、開発拠点、製造拠点、販売会社が分かれていて、関係が見えにくいことがあります。

この構造自体が製品の危険性を示すわけではありません。

しかし、問題が起きたときに「どの会社が責任を持つのか」「どこへ問い合わせればよいのか」が分かりにくいことは、購入判断に影響します。

私の場合、価格や性能が同程度なら、運営会社と販売会社の関係が分かりやすい日本メーカーや、中国以外のメーカーを優先したいというのが正直な感想です。

最終的にGEEKOMを購入しなかった一番の理由は、会社の所在地や安全性ではありません。

すでにデスクトップPCとノートPCを所有しており、3台目となるミニPCの明確な使い道がなかったためです。

ミニPCを購入すると、初期設定やアップデート、データ管理を行う端末がもう1台増えます。価格の安さだけで選ぶよりも、まずは「何に使うのか」を決め、そのうえで運営会社、販売元、保証、サポートの分かりやすさを比較するのがよいと思います。

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