私はASUS VG258QR-Jを約3年間メインモニターとして使ったあと、2025年12月に240Hz対応のINNOCN 25G2Sを購入しました。現在はINNOCNをメイン、ASUSをサブとして使っています。
購入から約9か月たった今も、レインボーシックス シージを遊んだときの印象は変わっていません。マウスの動きや画面のスクロールが滑らかになった気はしますが、「240Hzだから明らかに違う」と言えるほどではありませんでした。
そのため、私はHzだけを目的に165Hzから240Hzへ買い替えることはしなくていいと思います。同じような条件の2台で迷った場合も、価格差が2,000円程度なら240Hzを考えますが、それ以上なら安い方を選ぶと思います。
165Hzと240Hzでは画面の更新間隔が約1.9ms違う
リフレッシュレートは、画面が1秒間に何回更新されるかを示す数値です。
Microsoftも、60Hzなら1秒間に60回画面が更新され、リフレッシュレートを高くすると速いゲームでの動きや応答性を改善できると説明しています。
165Hzと240Hzの数値上の違いを整理すると、次のようになります。
| 項目 | 165Hz | 240Hz |
|---|---|---|
| 1秒間の更新回数 | 165回 | 240回 |
| 1回あたりの更新間隔 | 約6.06ms | 約4.17ms |
| 更新間隔の差 | - | 約1.89ms短い |
240Hzの方が1秒間に75回多く画面を更新でき、1回あたりの更新間隔も約1.9ms短くなります。
R6Sでは165Hzと240Hzの差が分からなかった
私はASUS VG258QR-Jの165Hzから、INNOCN 25G2Sの240Hzへ変更した状態でレインボーシックス シージを遊びました。
敵の動きや視点移動が見やすくなるのではと期待していましたが、実際に使ってみると差は分かりませんでした。240Hzへ替えた直後だけでなく、約9か月使った現在も印象は変わっていません。
その後、ゲームを表示するモニターを変えて使ったこともありますが、どちらが165Hzでどちらが240Hzか、動きだけで分かるような差は感じませんでした。
ただし、今回は同じ映像を2台へ同時に表示して見比べた検証ではありません。ASUSを使っていた時期とINNOCNへ替えたあとの前後比較が中心です。
マウスやスクロールは滑らかになった気がする程度
ただ、こちらも並べて確認しないと分からない程度です。使っている最中に毎回「240Hzは滑らかだな」と感じるわけではありません。
画面全体の動きが少し滑らかになったとしても、私にとっては買い替えを決めるほど大きな変化ではありませんでした。
165Hzから240Hzへ替える場合は、60Hzから高リフレッシュレートへ替えるときほど、分かりやすい変化を期待しない方がよいと思います。
高リフレッシュレートになるほど効果は小さくなりやすい
2026年に公開された研究では、FPSプレイヤー101人を対象に、60Hz・144Hz・360Hzで画面の滑らかさとターゲットを狙う成績を比較しています。
この研究では、60Hzと高リフレッシュレートの間では違いが確認された一方、144Hzと360Hzでは滑らかさの識別や成績に有意な差が確認されませんでした。
この結果だけで、165Hzと240Hzに差がないとは言えませんが、60Hzから144Hzへ上げる場合と比べて、すでに165Hzある状態からさらに上げても体感差は小さくなりやすいと考える材料にはなります。
私が165Hzと240Hzの違いをほとんど感じなかったことも、珍しい結果ではなさそうです。
今回の2台はHz以外の条件も違う
今回比較したASUS VG258QR-JとINNOCN 25G2Sは、リフレッシュレート以外の仕様も異なります。
| 項目 | ASUS VG258QR-J | INNOCN 25G2S |
|---|---|---|
| 購入時期 | 2022年11月 | 2025年12月 |
| 購入価格 | 20,800円 | 25,800円 |
| 画面サイズ | 24.5インチ | 24.5インチ |
| 解像度 | FHD | WQHD |
| リフレッシュレート | 165Hz | 240Hz |
| パネル | TN | IPS |
| 現在の使い方 | サブモニター | メインモニター |
INNOCN 25G2SはDisplayPortで接続し、Windows上でも240Hzになっていることを確認しています。公式仕様でも、DisplayPort接続時は240Hz、HDMI接続時は最大144Hzとされています。
動画を見るときの色や視野角、ブログ作業で表示できる情報量は、Hzの差よりも変化を感じやすかったです。
そのため、今回の買い替え全体には満足していますが、「240Hzにしたから満足した」という感覚ではありません。
2台それぞれの使用感は、個別レビューで詳しくまとめています。


165Hzと240Hzのどちらを選ぶか
どちらが合うかは、現在使っているモニターと価格差、遊ぶゲーム、PC性能で変わります。
165Hzでよいと思う人
165Hzが合いやすいのは、趣味としてFPSを遊び、モニターの価格を抑えたい人です。
私自身、ASUS VG258QR-Jをメインモニターとして約3年間使いましたが、FPSで大きな不満はありませんでした。240Hzへ替えたあとも、165Hzが急に使いにくくなったとは感じていません。
現在165Hzを使っていて特に困っていない場合は、Hzだけを理由に急いで買い替えなくてもよいと思います。
パネル、解像度、画面サイズなど、ほかにも変えたい部分が出てきたタイミングでまとめて買い替える方が、変化を感じやすいです。
240Hzを選んでもよい人
これから新しくモニターを買い、165Hzとの価格差が小さい場合は240Hzも選びやすいです。
少しでも表示の遅れを抑えたい人や、競技性の高いFPSを中心に遊ぶ人なら、240Hzを選ぶ理由もあります。
ただし、モニターが240Hzに対応していても、接続方法やWindowsの設定によっては240Hzで動いていないことがあります。購入後はWindowsの詳細ディスプレイ設定で、実際のリフレッシュレートを確認した方がよいです。
私なら、サイズ・解像度・パネルが同じ2台なら、240Hzとの価格差が2,000円程度までなら検討します。それ以上の差があるなら、Hzの違いをあまり体感できなかったため、安い165Hzを選びます。
165Hzから240Hzへの買い替えも、Hzだけが目的なら行いません。今回のようにWQHDやIPSパネルなど、ほかにも欲しい変化がある場合に検討します。
240Hzは意味がないわけではありません。数値上は画面の更新間隔が短くなり、滑らかな表示や応答性につながります。
すでに165Hzを使っているなら、Hzの数字だけでなく、画面全体の仕様と価格を見て選ぶ方が納得しやすいと思います。
