Apex Pro TKL 2023とGen 3の違いを解説!安くなった旧型はアリ?

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「Apex Pro TKL (2023)」について調べていると、次のような疑問や不安が出てきませんか?

  • 「Gen 3」という新型が出たけれど、今さら2023年モデルを買うのは古くない?
  • 「勝手に動く」という不具合の噂を聞くけれど、本当なの?
  • PS5や『VALORANT』で使うなら、どの設定が一番強いの?

実は、この記事をまとめるにあたって、私自身も「最新のGen 3と比べて、2023年モデルは型落ちとして見送るべきなのか? それともコスパの良い選択肢なのか?」という点が非常に気になっていました。

この記事では、そんな疑問を解消するために、スペックの違いや最新のアップデート情報を徹底的に調査しました。

後悔のないキーボード選びの参考にしてください。

この記事の要点

  • アップデートにより、最新機能「ラピッドタップ(SOCD)」が使えるため、性能面では現役最強クラス
  • Gen 3との主な違いは「打鍵感(音)」と「センサー精度」。ゲームの勝敗に直結する差は小さい。
  • 「勝手に動く」不具合は設定や調整で直ることが多いが、リスクとして知っておく必要はある。
  • 価格が下がっているため、コスパ重視ならGen 3よりも2023年モデルがおすすめ。

この記事の信頼性について

この記事では、特定の意見に偏ることなく、読者に正確な情報を提供することを最優先としています。

そのために、以下を含む複数の一次情報源や信頼性の高い情報を調査・分析した上で、客観的な視点でまとめています。

  • SteelSeries公式サイト(技術仕様・ブログ)
  • Reddit(海外のユーザーコミュニティ・不具合報告スレッド)
  • ヨドバシカメラ、価格.com(市場価格・仕様確認)

この記事でわかること

  • 2023年モデルが「今でも買い」と言える理由。
  • ライバル機(Wooting 60HE)や後継機(Gen 3)との違い。
  • 購入後に躓かないための、不具合対策と推奨設定。
目次

Apex Pro TKL (2023) の現状

発売から時間が経過し、「Gen 3」が登場した2025年現在において、Apex Pro TKL (2023) はどのような立ち位置にあるのでしょうか。

調査結果に基づき、その性能を深掘りします。

なぜ今でも「最強」と言われるのか?

Apex Pro TKL (2023) がゲーマーから支持され続ける最大の理由は、ハードウェアの基本性能の高さと、ソフトウェアアップデートによる進化にあります。

OmniPoint 2.0 スイッチ

磁気センサーを使用したこのスイッチは、キーが反応する深さ(アクチュエーションポイント)を0.1mmから4.0mmの間で自由に調整できます。

わずかに触れただけで反応させることも、深く押し込まないと反応しないようにすることも可能です。

ラピッドトリガー (Rapid Trigger)

FPSゲーム『VALORANT』などで必須と言われる機能です。

キーを離した瞬間にスイッチがOFFになるため、キャラクターのストッピング(静止)が爆速になります。

これもアップデートで強化され、現在では最新機種と遜色ない性能を発揮します。

「Gen 3」との違いは?型落ち感はある?

多くの人が悩むのが、後継機である「Gen 3」との比較です。

調査の結果、主な違いは以下の3点に集約されます。

①打鍵感と静音性(ここが最大の違い)

2023年モデルは、キーを打った時にカチャカチャとした金属音が鳴りやすいという欠点がありました。

一方、Gen 3は内部に吸音材が追加され、スイッチにも潤滑剤(ルブ)が塗られているため、コトコトとした上品で静かな音に改善されています。

②センサーの精度

Gen 3は「OmniPoint 3.0」となり、センサーのノイズ対策が強化されています。

ただ、反応速度(0.1mm〜)のスペック自体は同じです。

③価格差

2025年初頭時点で、2023年モデル(有線)は約2.3万〜2.6万円、Gen 3(有線)は約4.5万〜4.8万円です。

約2万円の価格差があります。

ゲームの「勝ちやすさ」だけを見れば、2023年モデルでも十分。

「打鍵音(コトコト音)」に価値を感じるかどうかが、選び方のポイントになります。

アップデートで「ラピッドタップ」への対応

2024年のアップデートで、2023年モデルにも「ラピッドタップ(Rapid Tap)」という機能が追加されました。

これは「SOCD」とも呼ばれる機能です。

どんな機能?

「Aキー(左)」を押したまま「Dキー(右)」を押したとき、前のキーを離していなくても、自動的に後のキーを優先して入力する機能です。

何がすごいの?

『VALORANT』や『Counter-Strike 2』での「切り返し(左右に細かく動く動作)」が、人間離れした速度で行えるようになります。

これまでRazerやWootingの特権だったこの機能が、2023年モデルでも使えるようになったことで、このキーボードの寿命は大きく延びました。

知っておくべき不具合:「勝手に動く」問題

購入前に必ず知っておくべきリスクがあります。

それが「ゴーストタイピング(勝手にキーが入力される)」現象です。

原因

磁気センサーが非常に敏感なため、気温の変化や静電気、キーボード内部のわずかなズレを「入力」として誤検知してしまうことが主な原因です。

対処法

多くの場合、以下の方法で改善すると言われています。

  • キャリブレーション:キーボード本体の機能(SteelSeriesキー + I + O 長押し)でセンサー位置を再学習させる。
  • 感度を下げる:アクチュエーションポイントを0.1mmなどの限界値ではなく、0.4mm程度に設定する。

物理的な故障でなければ、これらで直ることが多いですが、「絶対にトラブルが嫌だ」という方は、改良されたGen 3を選ぶ方が無難かもしれません。

PS5での使用について

PS5で使いたいと考えている方には、重要な注意点があります。

  • 有線モデル:問題なく使用可能です。
  • ワイヤレスモデル:接続トラブルの報告が多くあります。
    PS5に接続しても反応しない、途切れるといった事例がRedditなどで報告されています。

PS5メインで考えるなら、有線モデルを強くおすすめします。

なお、ラピッドトリガーなどの設定はPCで保存しておけばPS5でも有効になります(オンボードメモリ機能)。

ユーザーの口コミ・評判:本当のところはどう?

ネット上のレビューや掲示板での意見を分析し、良い点と悪い点をまとめました。

良い口コミ

コスパが良くなった

新型が出たことで価格が下がり、この性能が2万円台半ばで買えるのは破格だという声が多いです。

日本語配列があるのが嬉しい

ライバルのWooting 60HEは英語配列が基本ですが、Apex Pro TKLは日本語配列が家電量販店ですぐに買える点が評価されています。

OLED画面が便利

右上の小さな画面で、PCソフトを開かずに感度調整ができるのが、ゲーム中やソフトを入れたくない環境で便利だという意見があります。

悪い口コミと、それに対する考え方

打鍵音がうるさい・安っぽい

確かにカチャカチャ音がします。

音が気になる場合は、Amazonなどで「静音リング」を買って取り付けるか、ヘッドセットをしてゲームに集中することで気にならなくなることが多いです。

静音性を求めるならGen 3か、他の静音キーボードを検討しましょう。

ソフト(SteelSeries GG)が重い

多機能ゆえにPCへの負荷がかかることがあります。

不要な機能(Momentsなど)を無効化するか、設定をキーボード本体に保存した後はソフトを終了させておく運用がおすすめです。

ライバル品・後継機との比較

ここで、よく比較される2つのモデルとの違いを整理します。

Wooting 60HE+

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ラピッドトリガーの元祖であり、絶対王者とされるキーボードです。

特徴Apex Pro TKL (2023)Wooting 60HE+
価格約2.5万円約3.5万円(送料込)
入手性Amazon/量販店で即日公式サイトから輸入
配列日本語 / 英語英語配列が主
ソフトインストール必須 (重い)ブラウザで完結 (軽い)
性能非常に高い最高峰

英語配列や個人輸入に抵抗がなく、設定ソフトの軽さを最優先するならWootingがおすすめです。

一方、「日本語配列がいい」「Amazonですぐ買いたい」「安く済ませたい」ならApex Pro TKL (2023) が正解です。

Apex Pro TKL Gen 3

2024年後半に発売された最新モデルです。

特徴Apex Pro TKL (2023)Apex Pro TKL Gen 3
価格(有線)約2.3〜2.6万円約4.5〜4.8万円
打鍵感カチャカチャ(軽め)コトコト(上質)
機能アップデートで同等最初から搭載
安定性個体差あり改善されている

予算に余裕があり、打鍵音の良さやトラブルの少なさを買うならGen 3

ゲームでの強さを安く手に入れたいなら2023モデルです。

お得に買う方法・セール情報

Apex Pro TKL (2023) は、Amazonのタイムセールや家電量販店のポイント還元でお得に買えることが多いです。

有線モデル

在庫があるうちに購入するのがおすすめです。

Gen 3への切り替えで市場から減っていく可能性があります。

ワイヤレスモデル

価格が高いため(約3.6〜4万円)、この価格を出すならもう少し出してGen 3の有線を買うか、他社製品を検討しても良いかもしれません。

コストパフォーマンスが最も高いのは「2023年モデルの有線タイプ」です。

なお、価格は執筆時点(2025年12月21日)のものであり、変動する可能性があります。

まとめ

Apex Pro TKL (2023) は、決して「古くて使えないキーボード」ではありません。

むしろ、アップデートによって最新機能を獲得し、価格が下がったことで「今最もコスパ良く勝てるキーボード」になっています。

最後に、記事の冒頭で挙げた疑問に回答します。

今さら買うのは古くない?

いいえ。

アップデートで最新機能「ラピッドタップ」に対応したため、中身は最新機種と同等です。

不具合は大丈夫?

「勝手に動く」リスクはゼロではありませんが、キャリブレーション等で対処可能なことが多いです。

安定性重視ならGen 3を検討してください。

PS5やValorantの設定は?

PS5は「有線モデル」一択です。

Valorantではアクチュエーション0.1mm〜0.3mmがおすすめですが、誤爆する場合は少し数値を上げてください。

「プロのような反応速度を体験してみたいけれど、4万円、5万円は出せない…」という方にとって、Apex Pro TKL (2023) は最高の相棒になるはずです。

どすこい幕府

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

主な参考文献

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