G515 LIGHTSPEED TKL解説:PS5非対応とラピッドトリガーの注意点

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「G515 LIGHTSPEED TKL」について調べていると、デザインの良さに惹かれつつも、以下のような疑問を持つことはありませんか?

  • 「PS5でこのキーボードは使えるの?」
  • 「FPSで有利になる『ラピッドトリガー機能』はついているの?」
  • 「前のモデル(G913)と比べて、具体的に何が良くなったの?」

実は、これらは多くの購入検討者が共通して抱く疑問です。

特にPS5での利用や機能面については、モデル名が似ている他製品と混同しやすく、注意が必要です。

この記事では、これらの疑問に対する明確な答えと、国内外のユーザーによる客観的な評判をまとめて解説します。

この記事の要点

  • 厚さ22mmの極薄設計とPBTキーキャップ採用で、使い心地と耐久性が向上。
  • 内部の吸音構造により、打鍵音が「コトコト」と静かで上品になった。
  • PS5には非対応であり、接続しても動作しない報告が多数ある。
  • 「ラピッドトリガー機能」は搭載されていない。
  • 価格はG913より安く、PCゲーマーにとってはコストパフォーマンスが良い。

この記事の信頼性について

この記事では、特定の意見に偏ることなく、読者に正確な情報を提供することを最優先としています。

そのために、以下を含む複数の一次情報源や信頼性の高い情報を調査・分析した上で、客観的な視点でまとめています。

  • Tom’s Hardware
  • Reddit (r/LogitechG, r/keyboards)
  • Logitech G 公式技術仕様

この記事でわかること

  • G515 LIGHTSPEED TKLが、自分の環境(PC・PS5)に合っているか判断できる。
  • 「ワイヤレス版」と「有線版」の決定的な機能差を理解し、買い間違いを防げる。
  • G913や他社製品と比較して、このキーボードを選ぶメリット・デメリットが分かる。
目次

G515 LIGHTSPEED TKLとは? G913の正当進化モデル

ロジクールG(Logitech G)が2024年に投入した「G515 LIGHTSPEED TKL」は、長らく人気を博していた薄型キーボード「G913(G915)」の実質的な後継、あるいは弟分にあたるモデルです。

これまでのG913は高級感がありましたが、「キーキャップがテカりやすい」「充電端子が古い(Micro USB)」といった弱点もありました。

G515は、これらの不満点を解消し、さらに価格を抑えた「実用性重視」のモデルとして設計されています。

デザインと耐久性の向上

最大の特徴は、キートップを含めても厚さわずか22mmという薄さです。

リストレストを使わなくても手首が疲れにくく、長時間のゲームやタイピングに適しています。

また、キーキャップの素材が従来のABS(プラスチック)から、「PBT(ポリブチレンテレフタレート)」に変更されました。

PBTはサラサラとした質感が続き、長期間使っても指の油分でテカりにくいのが特徴です。

疲れにくくて、質感も良い!

静音性の強化(打鍵音の改善)

「カチャカチャ」という高い音が気になった前作とは異なり、G515は内部に吸音フォームが入っています。

これにより、余計な反響音が抑えられ、「コトコト」という落ち着いた打鍵音に。

この音質の変化は、多くのレビュアーから高く評価されています。

静かなキーボードの選び方についてはこちらの記事で解説していますので、良ければご覧ください。

無音ではないけど、静かになった!

購入前の注意点:PS5対応とラピッドトリガー

このキーボードを購入する際、もっとも注意が必要なのが「プラットフォームの互換性」と「機能の違い」です。

ここを誤解して購入すると、期待した使い方ができない可能性があります。

PS5では使えません

G515 LIGHTSPEED TKL(ワイヤレス版)はPlayStation 5に対応していません。

USBレシーバーをPS5に挿しても認識されず、キーボードとして反応しないという報告がRedditなどで多数確認されています。

有線ケーブルで直接つないでも、正しく動作しません。

これはPS5側の仕様と、G515の通信方式の相性によるものと考えられます。

もしPS5でゲームをプレイするためにキーボードを探している場合は、この製品は避ける必要があります。

PS5では使用不可!

「ラピッドトリガー」はありません

最近のFPS(Valorantなど)で話題の「ラピッドトリガー機能(キーを離した瞬間にリセットされる機能)」ですが、G515 LIGHTSPEED TKLには搭載されていません。

この機能に対応しているのは、名前が似ている有線専用モデル「G515 RAPID TKL」の方です。

  • G515 LIGHTSPEED TKL (無線):通常のメカニカルスイッチ。ラピッドトリガーなし
  • G515 RAPID TKL (有線):磁気スイッチ搭載。ラピッドトリガーあり

この製品ではラピッドトリガー機能は使えないため、注意してください。

ラピットトリガー非搭載!

ラピッドトリガーの仕組みについては こちらの記事で詳しく解説しています。

G515 RAPID TKLについてはこちらの記事をご覧ください。

選ぶならどっち? タクタイルとリニア

G515 LIGHTSPEED TKLには、2種類のキースイッチが用意されています。

用途に合わせて選ぶのがポイントです。

タクタイル

キーを押し下げたときに、指先に「カクッ」というごく軽いクリック感(抵抗感)があります。

おすすめな人

  • キーを押した感覚をしっかり感じたい人。
  • タイピングやMMORPGなどで、誤入力を減らしたい人。

クリック感が欲しい人はタクタイル!

リニア

クリック感がなく、下までスッと滑らかに押し込めます。

おすすめな人

  • FPSゲームなどで、素早い連打やスムーズな視点移動操作を重視する人。
  • 静音性を重視する人。(静音性がタクタイルより若干高い傾向があります)

軸の違いや選び方はこちらの記事でも解説しています。

抵抗が少ない、静かな方が良い人はリニア!

バッテリーと接続性能の評価

信頼性の高い「LIGHTSPEED」接続

ロジクールの無線技術「LIGHTSPEED」は、有線と変わらない反応速度(低遅延)を実現しています。

プロゲーマーも使用するレベルの安定性があり、遅延を感じることはまずありません。

また、Bluetooth接続にも対応しているため、ボタン一つでiPadや仕事用のPCに切り替えて使うことも可能です。

「LIGHTSPEED」で遅延は感じない!

バッテリー持ちは「短め」

少し気になる点がバッテリー寿命です。

RGBライトを100%の明るさで点灯させた場合、連続使用時間は約36時間と公表されています。

最近は100時間を超えるワイヤレスキーボードも多いため、それに比べると充電頻度は高くなります。

「1週間に1回程度の充電が必要」と考えておいた方が良いでしょう。

ただし、USB-Cケーブルで充電しながらの使用は可能です。

バッテリー持ちはイマイチ!

G913 TKLとの違い

これから買うなら、旧モデルのG913 TKLと今回のG515、どちらが良いのでしょうか?

特徴G515 LIGHTSPEED TKLG913 TKL
実売価格約22,000円約27,000円〜
キーキャップPBT(耐久性が高い)ABS(テカりやすい)
充電端子USB Type-CMicro USB
音量調節ボタン式専用ローラーあり
厚さ22mm22mm

ほとんどの人には、価格が安く、耐久性と充電端子(USB-C)が改善されたG515がおすすめです。

ただし、G913についている「音量調節ローラー」を頻繁に使う人にとっては、ボタン式になったG515は少し操作しにくいと感じるかもしれません。

ユーザーの口コミ・評判(メリット・デメリット)

海外のレビューサイトや掲示板(Reddit)での主な評価をまとめました。

良い評判

打鍵感が素晴らしい

  • 「ルブ(潤滑剤)が塗られているかのように滑らか」
  • 「音が静かで高級感がある」

という意見が多く見られます。

KEYCONTROL機能が便利

専用ソフト「G HUB」を使うと、1つのキーに複数の機能を割り当てられ、カスタマイズ性が高い点が評価されています。

デザイン

薄くてデスクがすっきりする見た目が好評です。

気になる評判

PS5で使えない

  • 「箱を開けてつないだが反応しない」
  • 「知らずに買って後悔した」

というPS5ユーザーからの悲痛な声があります。

バックライトが見にくい(黒モデル)

ブラックモデルは、ライトを消すとキーの印字(特に記号)が見えにくいという指摘があります。

視認性を重視するならホワイトモデルが良いかもしれません。

G515 LIGHTSPEED TKLはこんな人におすすめ

  • PCゲーマーで、デスクを広く使える薄型テンキーレスを探している人。
  • メカニカルキーボード特有の「カチャカチャ音」が苦手で、静かで上品な音を好む人。
  • Micro USBのG913から、USB-C充電の新しいモデルに乗り換えたい人。

PCでのゲームや作業用としては、非常に完成度が高く、満足できる一台!

まとめ

この記事では、G515 LIGHTSPEED TKLについて解説しました。

最初に挙げた疑問への回答をまとめます。

PS5でこのキーボードは使えるの?

いいえ、使えません。

非対応であり、接続しても反応しません。PS5用なら別の製品を選びましょう。

FPSで有利になる『ラピッドトリガー機能』はついているの?

いいえ、ついていません。

ラピッドトリガーが必要な場合は、有線モデルの「G515 RAPID TKL」を選ぶ必要があります。

前のモデル(G913)と比べて、具体的に何が良くなったの?

キーキャップの耐久性(PBT化)、静音性、充電端子(USB-C化)が大きく向上し、価格も安くなりました。

どすこい幕府

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

主な参考文献

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この記事を書いた人

4人家族のとーちゃん。
スマートに暮らして、趣味を楽しみ、しっかりこどもを育てて、健康に過ごしたいと思っている多趣味な30代です。

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