FRONTIERのゲーミングPCは、セール価格を重視するなら比較しておきたいBTOパソコンです。「やめとけ」という言葉だけで、最初から候補を外す必要はありません。
ただし、私はFRONTIERの実機を使っていません。この記事では使用感を評価せず、公式情報と、パソコン工房のBTOゲーミングPCを約4年使った経験から、購入前に見ておきたい点を整理します。
私自身はメーカーへのこだわりがなく、同等構成なら安い方を選びたいと考えています。FRONTIERが安ければFRONTIER、他社が安ければ他社を選ぶというのが、この記事の前提です。
※価格・保証・掲載モデルは変わるため、公式情報は2026年9月21日時点で確認しています。
「やめとけ」「壊れやすい」という検索だけでは判断できない
FRONTIERについて調べると、「やめとけ」「評判悪い」「壊れやすい」といった言葉が出てきます。20万円を超えることもある買い物なので、悪い評判を先に確認したくなるのは自然だと思います。
ただ、故障したという投稿があっても、販売台数のうち何台に不具合が起きたのかまでは分かりません。
FRONTIERは公式サイトで、国内での組み立てや動作試験、外観検査などを案内しています。一方、私が確認した範囲では、他社と比べられる客観的な故障率は公開されていません。公式の品質管理は確認材料になりますが、それだけで「壊れない」とも言えません。
また、静音性や冷却性能、問い合わせたときの対応は、実際に使っていない私には評価できない部分です。候補を絞った後は、同じシリーズやケースを使った人の実機レビューも確認した方がよいと思います。
セール品は表示価格ではなく同等構成で比べる
私が2022年夏にパソコン工房のゲーミングPCを買ったときも、決め手は価格とASPのセルフバックでした。購入したのはCore i7-12700、RTX 3060 Ti、SSD 500GBの構成で、価格は198,800円です。
約4年使って大きな故障はなく、サポートへ問い合わせたこともありません。SSDの容量には不満が残りましたが、価格を優先してパソコン工房を選んだこと自体は後悔していません。
次に買い替えるときも考え方は同じです。ただし、安く見えるモデルをそのまま比べるのではなく、必要なカスタマイズを加えた後の構成と総額を見ます。
| 比較項目 | 見ておきたい内容 |
|---|---|
| CPU | 型番と世代 |
| GPU | 型番とVRAM容量 |
| メモリ | 容量と1枚・2枚構成 |
| SSD | 容量と追加ストレージの必要性 |
| 電源 | 容量と認証 |
| 通信 | Wi-Fi・Bluetoothの有無 |
| 保証 | 標準期間、延長料金、修理時の送料 |
| 支払総額 | カスタマイズ代と送料を含む金額 |
FRONTIERが安い理由を一つに決めつけることはできません。「安いパーツを使っているから」と考えるより、上の条件をそろえて他社より安いかを見た方が確実です。セールは入れ替わるため、FRONTIERが常に最安とも限りません。
私は「何円以上安ければFRONTIER」という線は決めず、購入する時点で同等構成なら安い方を選びます。

予算から考えたい場合は、ゲーミングPCの相場はいくら?約20万円で4年使って分かった予算の決め方も参考にしてください。

今買うならSSDは最低1TB、GPUはRTX 5060 Ti 16GB前後
SSD 500GBでは足りず、後から1TBを増設した
ゲームを複数残していると余裕がなくなり、約2年後に1TBのSSDを自分で増設しました。
取り付け自体はできましたが、マザーボードのどこへ付けるのかを調べる手間がかかりました。最初から容量を増やしていれば必要のなかった作業です。
この経験があるので、価格を抑えるとしてもSSDは最低1TBにします。今の使い方なら1TBで始められますが、ゲームや動画を残しながら長く使うなら、予算次第では2TBを選びたいところです。

RTX 5060 Ti 16GB前後なら予算との折り合いをつけやすい
GPUは遊ぶゲームや解像度によって必要な性能が変わります。私の場合はWQHDでのゲームや配信も考えつつ、価格が上がりすぎない構成にしたいので、RTX 5060 Ti 16GB前後が比較の基準になりそうです。
これ以上スペックを上げて30万円を超えるなら、本当にその性能を使うのか一度考えます。
上位モデルを見始めると欲しくなりますが、予算を超えてまで性能を追うつもりはありません。
なお、2026年9月21日にFRONTIERのゲーミングPC特集を確認したところ、掲載ページ内ではRTX 5060 Ti 16GB搭載モデルを見つけられませんでした。RTX 5060やRTX 5070などは掲載されていましたが、モデルと在庫は随時変わります。
そのため、RTX 5060 Ti 16GBだけに絞るのではなく、近い価格帯のGPUも含めて検討します。配信や動画編集にも使うなら、メモリは32GBあると余裕を持ちやすく、FRONTIER公式もゲーム配信用途では32GBを推奨しています。
3年保証は本体価格の10%なので、私は付けない
FRONTIERパソコンには、1年間のセンドバック保証が標準で付いています。故障したPCをリペアセンターへ送る方式で、送付にかかる費用は利用者負担です。
対象モデルでは、自然故障を3年間保証するプレミアム保証も選べます。加入料金は原則として本体価格の10%。自然故障なら修理費用は0円で、修理できない場合は同等性能のPCと交換すると案内されていますが、物理破損などは対象外です。
本体価格が25万円なら、保証料は2万5,000円になります。安い金額ではありません。
自然故障がどの程度起きるのかは分かりませんが、私はこれまで延長保証を付けて「付けていてよかった」と感じた経験がほとんどないため、付けないと思います。保証料を払うより、その分を必要な構成や将来の修理費へ回したいからです。
一方、2年目以降に突然修理代が必要になるのを避けたい人や、自分で故障原因を切り分けるのが不安な人には意味があります。どちらが正解というより、2万〜3万円前後を払って自然故障への不安を減らしたいかで決めることになります。
送料・返品・納期を含めて購入条件を確認する
セール価格が安くても、送料や保証を加えると他社との差が小さくなることがあります。注文後に簡単には戻せないため、少なくとも次の条件は購入前に確認しておきたいところです。
| 項目 | 2026年9月21日時点の公式案内 |
|---|---|
| デスクトップPCの送料 | 1梱包3,300円 |
| 購入者都合の返品 | 受け付けていない |
| 到着時の不具合 | 到着後14日以内の連絡で、同等品と交換される場合がある |
| クーリングオフ | 通信販売のため利用できない |
| 納期 | 商品ごとに出荷日の目安を表示 |
出荷日はあくまで目安で、支払い方法や部材の入荷、生産状況によってずれる場合があります。すぐにPCが必要なら、数千円の価格差だけでなく、届くまでの日数も含めて選んだ方がよいでしょう。
実店舗がなくても、私の選び方には影響しない
私は店頭で相談しながらゲーミングPCを選ぶつもりがないので、近くにFRONTIERの店舗がなくても特に気になりません。オンラインで構成と総額を比べられれば十分です。
公式サイトでは、購入前のメール・チャット・電話相談や、購入後の技術相談窓口が案内されています。ただし、故障時はPCを梱包して送る必要があるため、店舗へ持ち込んで相談したい人には合いにくいでしょう。
店頭サポートが必要なら、実店舗のあるパソコン工房なども含めて比較することになります。
購入先による違いは、ゲーミングPCはどこで買う?初心者にBTO公式通販をすすめる理由で整理しています。

私なら、SSD 1TB以上とRTX 5060 Ti 16GB前後を基準に他社と構成をそろえ、送料まで含めてFRONTIERが安ければ購入候補に残します。
