ブログやサイトの開設で利用する「レンタルサーバー」、私もこのブログの運営でレンタルサーバーを利用しています。
しかし、「どういった仕組みなのか?」「何ができるのか?」などはイマイチわかっていませんでした。
今回は、レンタルサーバーの仕組みや種類について調べたので紹介します。
- レンタルサーバーで出来ること
- レンタルサーバーの種類
- レンタルサーバーを選ぶ際のポイント
この記事を読めば、レンタルサーバーで出来ることや種類、選ぶポイントがパッとわかります。
レンタルサーバーとは?
![レンタルサーバーとは?](https://dosukoibakuhu.com/wp-content/uploads/2024/06/What-is-a-rental-server-900x506.jpg)
サーバーとはブログやサイトの情報を保管し、提供するものです。
- 非常に高価
- 災害などによるデータ消失
- 電気代などの運用コスト
- 保守・管理のための専門知識が必要
などの理由から、個人で所有することはかなり難しい。
そのため、レンタルサーバーというサービスを利用するわけです。
レンタルサーバーの仕組み
レンタルサーバーは、サーバーを貸し出すサービス事業者が専用の施設にサーバーを設置し、メンテナンスを行いながらユーザーに貸し出すというサービスです。
ブログやサイトの運営者、HPを持っている企業などのユーザーは、レンタルしたサーバーにブログやサイトなどのコンテンツをアップロードし、インターネット上に公開します。
公開されたコンテンツはchromeやsafariなどのWebブラウザを使用し、閲覧することができます。
![レンタルサーバーの仕組み](https://dosukoibakuhu.com/wp-content/uploads/2024/06/Rental-server-system-900x506.jpg)
サーバーとドメイン
サーバーに関連するものとして、「ドメイン」があります。
ドメインは、インターネット上の住所のようなもので、URLやアドレスと呼ばれることもあります。
分かりやすく例えると、サーバーを「土地」とするなら、ドメインが「住所」、ブログやサイトなどのコンテンツが「家」といったイメージ。
![サーバーとドメインのイメージ](https://dosukoibakuhu.com/wp-content/uploads/2024/06/Server-Domain-900x506.png)
土地が無ければ家を建てることはできず、家を建てても住所がわからなければ誰も訪ねてきません。
サーバーとドメインは、セットで必要な物です。
レンタルサーバーで出来ること
![レンタルサーバーで出来ること](https://dosukoibakuhu.com/wp-content/uploads/2024/06/Rental-server-what-you-can-do-900x506.jpg)
次は、レンタルサーバーで出来ることについて紹介します。
- ブログ・サイトの運営
- メールの運用
ブログ・サイトの運営
個人や自社でサーバーを運営するとなると、上述したようにコストや専門知識が必要です。
サーバー自体の保守管理やメンテナンスはサービス事業者が行うため、レンタルサーバーを利用することで、手軽なコストで専門知識がなくても、ブログ・サイトの運営をすることができます。
ワードプレスを利用したブログなどであれば、数クリックで設置できるサービスもあります。
このブログも、エックスサーバーの「ワードプレス簡単インストール」機能を使って作成しました。
メールの運用
レンタルサーバーでは、独自ドメインを使ったメールアドレスを使用することもできます。
独自ドメインを使用したメールアドレスは、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールと違い、@以下を自分で用意したドメインに設定できます。
企業などでは、独自ドメインを用いることで信用に繋がり、個人ブログでもお問い合わせの返信などに使うことができます。
私も普段使うGmailとごちゃごちゃにならないように、ブログに関することは独自ドメインを用いたメールアドレスを使っています。
レンタルサーバーの種類とメリットデメリット
レンタルサーバーの種類は、大きく以下のように分けられます。
- 共用サーバー
- 専用サーバー
- VPS(仮想専用サーバー)
- クラウドサーバー
共用サーバー
共用サーバーは、1台のサーバーを複数人で使用するものです。
一般的に、レンタルサーバーというと共用サーバーを指すことがほとんど。
わかりやすくするために建物に例えると、「シェアハウス」と例えることができます。
![共用サーバーイメージ](https://dosukoibakuhu.com/wp-content/uploads/2024/06/Shared-Server-900x506.jpg)
他の人と共用の部分が多くありますが、自分の部屋を持てるといってイメージです。
個人ブログや、そこまでアクセスの多くない中小企業のHPで使われることが多いサーバーの種類です。
メリット | デメリット |
---|---|
安く使える 専門知識が必要ない | カスタマイズしにくい 他の利用者の影響を受ける |
カスタマイズはしにくいですが、コストパフォーマンスに優れ専門知識が必要ないため、初心者におすすめできます。
- コスト重視の人
- 専門知識のない初心者
- アクセスが多くないサイト
などにおすすめのサーバーです。
専用サーバー
専用サーバーは、1つのサーバーをそのまま全部使用するものです。
建物に例えるなら、「一軒家」のようなイメージ。
![専用サーバーイメージ](https://dosukoibakuhu.com/wp-content/uploads/2024/06/Dedicated-Server-900x506.jpg)
好きにカスタマイズできますが、自分で管理する必要があります。
メリット | デメリット |
---|---|
他の利用者の影響を受けない カスタマイズが自由 | コストが高い 設定・管理に専門知識が必要 |
他の利用者の影響を受けないため、速度などの安定した運営が可能ですが、設定や管理に専門的な知識が必要なので、初心者にはおすすめできません。
- パフォーマンス重視の人
- サーバー管理の知識がある人
- アクセスの多いサイト
などにおすすめのサーバーです。
VPS(仮想専用サーバー)
VPS(仮想専用サーバー)は、1台のサーバーを仮想化し複数人で使用するサーバーです。
1台のサーバーを複数人で使用するという部分は共用サーバーと同じですが、仮想化することでそれぞれが専用サーバーを使用しているような仕組みになるます。
建物で例えると「マンション」のようなイメージです。
![VPSサーバーイメージ](https://dosukoibakuhu.com/wp-content/uploads/2024/06/VPS-Server-900x506.jpg)
共用する部分はあるものの、ほとんどが自分でカスタマイズできるようになっています。
メリット | デメリット |
---|---|
安価で専用サーバーのように使える カスタマイズ性が高い | 設定や管理に専門知識が必要 |
安価で専門サーバーのようにカスタマイズもできる使い勝手のいいサーバーですが、専門知識が必要なので初心者にはおすすめできません。
- 低コストで専用サーバーを使用したい人
- 専門的な知識がある人
- 一定のアクセスがあるサイト
などにおすすめのサーバーです。
クラウドサーバー
クラウドサーバーは、VPSと同じような仕組みで、容量やスペックを自由に変更できるサーバーです。
大規模なサイトで利用されることが多いく、個人のブログで使用されることはほとんどないでしょう。
メリット | デメリット |
---|---|
必要に応じて拡張できる 使用した分に応じたコスト | 最終的なコストが分かりにくい 高コストになる可能性がある |
アクセス状況によって拡張できる便利なサーバーですが、最終的なコストがわかりにくく、思ったより高コストになってしまう可能性もあります。
- 予算に余裕のある人
- アクセスの変動が大きいサイト
などにおすすめのサーバーです。
ブログ運営は共用サーバーおすすめ
特にサーバー管理や運営の知識がなく、「ブログを始めたい!」と思う人には共用サーバーがおすすめです。
共用サーバーは、他のレンタルサーバーよりコストも低く、専門知識が必要ありません。
もし、サーバーに関する知識があったとしても、そこに時間を割くより記事の執筆やブログの運営に力を入れた方が結果は出やすいでしょう。
ブログの運営であればそこまで大量のアクセスが集まることも少ないため、ブログの運営であれとりあえず共用サーバーを選べば間違いなし。
付属するサービスやセキュリティも年々強化されており、使い勝手のいいものが多くあります。
ワードプレスでブログを始めるなら、「ワードプレス簡単インストール」など、簡単にワードプレスでブログが開設できる会社を選ぶのがおすすめです。
レンタルサーバーの利用料金
![レンタルサーバーの利用料金](https://dosukoibakuhu.com/wp-content/uploads/2024/06/Rental-server-usage-fee-900x506.jpg)
レンタルサーバーの利用料金は、サービス事業者や、選択するプランによって大きく異なります。
個人ブログでは、月額1,000円程度の共用サーバーが多く利用されており、私のこのブログもそう。
通信速度やサポートに不満はなく、快適にブログを運営できています。
無料のレンタルサーバーは?
無料で利用できるレンタルサーバーもありますが、
- 有料のものと比べると容量が少ない
- 作成できるデータベースが少ない
- サポートが悪い
- サーバーのスペックが低い
などのデメリットが多くあります。
練習や、お試しとして利用する分には問題ありませんが、本格的な運用を考えているなら、有料のレンタルサーバーの方がおすすめです。
レンタルサーバーを選ぶ際のポイント
レンタルサーバーを提供している事業者は多く、「どこのレンタルサーバーがいいのだろう?」と迷ってしまいます。
レンタルサーバーを選ぶ際は
- コスト
- 運用実績
- サポート内容
- 表示速度
- オプション
などの項目に注意しましょう。
コスト
レンタルサーバーに関するコストは、初期費用と月額費用があります。
まずは、希望しているレンタルサーバーのコストを計算し、予算の範囲内に収まっているか確認しましょう。
最近では初期費用が無料になっていたり、キャンペーンで無料になっているものが多くあります。
支払いに関しても、一括払いによる割引や、口座振替が可能か、などを確認するようにしましょう。
運用実績
レンタルサーバーを提供している事業者は多くあるため、その会社の信頼性や継続性を確認する必要があります。
新しく開業した会社の場合、キャンペーン終了後に料金が上がってしまったり、事業撤退によりサーバーを引っ越さなければいけなくなってしまいます。
長く続けているからOKというわけではなく、ユーザー数やシェアなども加味して検討するようにしてください。
サポート内容
![レンタルサーバーサポート対応のイメージ](https://dosukoibakuhu.com/wp-content/uploads/2024/06/Rental-server-support-900x506.jpg)
サポート体制やサポート内容が充実しているかどうかを確認しましょう。
基本的に有料のレンタルサーバーであれば、問い合わせの窓口が設けられていますが、対応方法や対応時間に違いがあります。
休日や夜間にブログの更新などを行う場合、トラブルが発生した際に、日中のみのサポートや電話のみの対応などでは不便です。
休日対応、チャット相談などサポート体制と内容はしっかり確認しましょう。
表示速度
![レンタルサーバー表示速度のイメージ](https://dosukoibakuhu.com/wp-content/uploads/2024/06/Rental-server-display-speed-900x506.jpg)
サーバーのスペックによって表示速度は変わります。
基本的にアクセスが多くない個人ブログなどであれば、ブログ側の設定さえ気を付けていれば問題ないことがほとんどです。
しかし、大量のアクセスを集めた際に、相場より安いプランなどでは安定的なサイト表示ができない可能性があります。
自サイトのアクセスや画像などの容量に合ったスペック、プランを選択しましょう。
レンタルサーバーによっては、プランの途中変更に対応してるものもあります。
オプション
希望するレンタルーサーバーに、どのようなオプションがあるのか確認しましょう。
ほとんどのレンタルサーバーにはなにかしらオプションがついています。
- バックアップ機能
- Webメール
- 無料SSL
- 簡単ワードプレス設置
などオプションが充実しているものを選ぶ方がいいでしょう。
特に、バックアップ関連や無料SSLなどの機能は、ブログ運営の際にあった方がいいオプションです。
レンタルサーバーについて調べた感想
私の感想は以下の通りです。
- とりあえず共用サーバーでOK
- 安すぎるのサーバーは危険?
- エックスサーバーに友達紹介プログラムがあった
とりあえず共用サーバーでOK
個人でブログを開設するなら、とりあえず共用サーバーでOK。
エックスサーバーを選んで、ブログを開設した自分は間違ってなかったなと安心しました。
知識があれば専用サーバーや、VPSなんかもよさそうですが、そんな規模のサーバーが必要になるほどのアクセスが見込める気はしません。
よっぽどブログ運営に自信がある人は別ですが、初心者の人はおとなしく共用サーバーにしましょう。
逆に、企業など大量のアクセスがある場合では、表示速度の低下などは致命的。
専用サーバーなどで安定性を求める必要がありそうです。
めちゃくちゃ遅いサイトって、見てる側はかなりのストレスですから。
安すぎるサーバーは危険?
キャンペーンなどで安くなっている場合も、もともとの値引き前の料金を確認した方がいいでしょう。
キャンペーンが切れた2年目の更新などでは、キャンペーンが適用されないことがほとんどです。
「思ったより高いな!」となってしまう可能性があります。
サイトやブログの運営が順調であれば問題ないですが、行き詰っていたり、モチベーションが下がっているとそれがきっかけでやめてしまうことになります。
キャンペーンなしで安い場合も、サーバーのスペックが極端に低かったり、容量が少なかったりするのでシンプルに危険です。
やはり、月額1,000円程度を目安にした方がよさそうです。
エックスサーバーに友達紹介プログラムがあった
自分が契約しているレンタルサーバーの「エックスサーバー」に友達紹介プログラムがありました。
![エックスサーバーの友達紹介プログラム](https://dosukoibakuhu.com/wp-content/uploads/2024/06/Xserver-Friend-Referral-900x506.png)
私も得するし、紹介された人も得をするありがたいプログラムです。
「どのレンタルサーバーが良いんやろ?」と迷っている人は是非、利用してみてください。
最大で10,000円割引されるみたい。
最大10,000円割引
まとめ
レンタルサーバーを使うことで、以下の2点が出来るようになります。
- ブログ・サイトの運営
- メールの運用
レンタルサーバーの種類は、以下の4種類があります。
- 共用サーバー
- 専用サーバー
- VPS(仮想専用サーバー)
- クラウドサーバー
レンタルサーバーを選ぶ際は以下のポイントに注意しましょう。
- コスト
- 運用実績
- サポート内容
- 表示速度
- オプション
ブログ初心者の方は、共用サーバーを選べばOK。
安すぎるレンタルサーバーを問題点が多い場合があるので、月額1,000円程度を目安に選ぶといいでしょう。
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